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1)2017年の動きと2018年の課題

タイの動き(2018.1)
1)2017年の動きと2018年の課題
2)前国王の哲学と仏教の教え
3)コピー天国からの離脱
4)タイの現地化を進めるには
5)タイの本来の競争力を高めるには
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1.2017年政治面で5つの大きな出来事
   1)Yingluck前首相の逃亡
   2)Boonsong前商業相、嘘の国家間の米取引で実刑
3)Purayut首相が、民衆に次期民政に向けて10の質問
4)総選挙日程の大幅、変更
5)内閣改造でも将軍が大臣に

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  2.前国王の哲学と仏教の教え
   「足るを知る経済」は1970年代から国王が誕生日に訓話される中でも言及されてきた何事も「中庸」を重んずる考えである。1997年の通貨危機でも、国王は中庸が重要だと諭された。
現在の軍事政権は、2018年の総選挙に向けて、新しい政党の設立受付は3/1から。既存政党の再登録は4/1から実施するという命令をだした。国内の融和政策もなかなか進まない中で、王室と仏教を中心に国内の統一を図らないと、欧米式の民主政治ではタイを治めるのは難しいと感じる。
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3.コピー天国からの脱却できるか?
米国の通商代表は、このほどタイを知的所有権(IP)違反の要注意国からランクを上げた。12/17付けのバンコクポストによると、依然、知的所有権違反の注意国のリストには入るが、2007年からリスト入りをしていた要注意国からランクが上がったことになる。たしかに、軍事政権になって、商取引の透明性確保、コピー商品の撲滅に力を入れてきた、証左でもあろう。また、5日前にEU諸国が各方面の政策でタイと協定が結べると発表したばかりでもある。

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# by tmobkk | 2017-12-31 22:14 | タイの動き | Comments(0)  

タイの動き(2017.12)第5回内閣改造

1)Purayutt 軍事政権、内閣改造
2)関税法91年ぶりに改正
3)タイ南部で洪水続く
4)タイの輸出好調、経済成長4%台に
5)アセアン50年、元事務総長Mr.Surin逝去
6)展示会(METALEXとMotor Expo)
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1.内閣改造は、民主化への先駆けとなるか?
11月25日に内閣改造が国王の承認を経て、官報に公示された。軍事政権で制服組の12名が3名しか減らなかったが、一方で各分野の専門家が閣僚として参加したことである。副首相には、元農業大臣のChtatChai将軍が昇格し、農業副大臣にMr.Wiwat氏が就任。赤シャツグループのMs.Tidaからも驚くことではない。草の根の庶民と首相をつなぐ橋渡しになる、と発言がある。専門家としては、PTT開発の元社長Mr.Pallinが運輸副大臣に就任されたなど、元工業省事務次官mrSomchaiの副大臣就任もある。

2.91年ぶりに大改正された関税法11/13から施行
    タイの税法、関税法は法律の解釈が各機関の担当者の裁量に任されることが多く、密輸、  
    脱税、不正申告など関税法違反の場合、担当者の報奨金が相当な高額になることがあり、 
    経済界からは、報奨金(時には手数料とも呼ばれていた)の見直しが叫ばれていたのである。
    主な改正点は次の通り。
    1)罰則、2)報奨金の低減、3)通関後の監査期間の明確化、4)関税評価の期間、
    5)上告期間、6)貿易貨物の積み替えの6点で、規制緩和ともいえる。
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3.タイ南部で洪水続く
タイは南北に細長いため、雨期は北から始まり、順次南に移り、11月になって中部は乾季入りをしたが、12月に入ってもタイ南部はまだ、雨期が続く。12/1のニュースでは、南部ナコンシータマラートでは洪水で冠水していた道路が、冠水後陥没して、車が陥没したところに落下。死者6名の事故も起こしているほどです。このほか、南部の各地で被害が残り、道路や鉄道の運休もあります。
  4.タイの輸出好調が続き、年間の経済成長4%台に
タイ政府の各官庁の経済成長が上方に修正されている。財政政策局(FPO)は2017年の後半からの輸出が好調のため、従来の経済成長予測3.8%を修正して4.0%に見直す。その他、中央銀行も3.8%、経済社会開発委員会も3.9%であるが、国内は10月に前の国王の火葬の儀もあって、落ち着いた動きであるが輸出は年間見通しを4.7%であったが、実際は8.5%まで引きあがったことから、見直したもの。
 
5. アセアン50周年、前の事務総長Mr.Surin逝去(68歳)
1967年に米国の主導で共産化を阻止する組織としてタイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシアなどが共同して設立したアセアンは2017年50周年を迎えた。その後、ベトナムや、ラオスなど社会主義国も加盟して当初の政治的な意図は薄れ、経済圏をつくろうとする機能が強化されてきた。しかも、アセアン各国一様ではないが、中国の影響を直接受ける国もある。前事務総長であったスリン氏が11/30に心臓発作で急死された(68歳)アセアンの日系商工会議所との対話など、海外投資にの受け入れ側として、日系企業からの要望を各国首脳に伝えていただいた指導者の一人であった。ご冥福を祈りたい(2017.12.1)

# by tmobkk | 2017-12-02 01:06 | タイの動き | Comments(0)  

前の国王との最後の別れ、如何に前国王が国民から敬愛されていたか

タイの動き(2017.11)
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1.国王の火葬(10/26)
2.国王が残されたもの(国王とスポーツ)
3.代替エネルギー事情
4.タイの貧困対策
5.日系企業の海外進出の課題と対策

1.国王の火葬
昨年10月13日に前国王が崩御され、王室関連の一連の葬送の儀式が執り行われた後10月29日から一般国民が王宮の戴冠式ホールに安置されているご遺体に別れを告げることができた。その後、10月5日が最後の日となった。当日は朝受け付けた11万人を超える弔問の列ができ、翌10月6日午前2時18分に閉門されたのである。報道では、337日の弔問期間に約1300万人もの国民が弔問におとづれた。10月26日の火葬日だけでも君主制の導入する国を始め各国の元首が来タイされ、王宮前には20万人が、全国の参拝所でも1千万人を超える国民が拝礼した。
これらの数字から、如何に前国王が国民から敬愛されていたか、わかる。
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2.国王が残されたもの(国王とスポーツ)
ラマ9世は若い時には様々なスポーツを楽しまれた。バトミントン、セーリング、テニスなど。例えば、1967年東南アジアスポーツ大会(SEA大会)でヨットのOKデインギークラスで優勝をされた。会場はPatayaで開催されたレースで長女のウボンラタナ王女と一緒に優勝された。しかも、そのボートは国王自身が制作されたものである。
国王は選手が国際試合に出場する場合、「スポーツは勝利が全てではない。規則を守ることが重要だ」と訓示されていた。別の機会には「選手は勝利を求めることは普通である。タイの選手は2つの役割がある。1つは選手としての役割。もう一つはタイ国民としての役割である」

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# by tmobkk | 2017-11-03 18:30 | タイの動き | Comments(0)  

プミポン前国王、火葬の儀

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タイの動き201710

―プミポン前国王、火葬の儀

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1)10月は、プミポン国王崩御1周忌と火葬の大喪

2)物品税、改定

3)日本からの大型ミッション

4)バンコク都心の変貌

5)ムエタイの競技場でみるタイ人

(参考)写真は、① プミポン国王の火葬の日を迎えて町中が黄色の花、 ② 首相官邸で日系企業500名向けに投資誘致、③ 電柱の消えたバンコクの主要道路 ④ムエタイ競技場

(1)10/13はプミポン前国王、崩御1周忌

タイでは10/25-10/29にプミポン国王の火葬の準備が進んでいる。王宮前の広場には、火葬の儀式を執り行う施設が建設され陸軍も棺を運ぶ準備を行っている。10/13は前国王崩御1周年で、休日になり、また火葬本番の10/26も休日になる。

バンコク都内では、随所にマリーゴールドの花が飾られて、弔意を示しているのである。

(2)物品税、改定、120億の増収を見込む

砂糖税、酒税とたばこ税、平均2%の増税

2017.9.16からタイは新しい物品税が導入された。酒税、砂糖入り飲料、輸入ワインの一部が減税になったが、大半の酒税と、ビール、たばこ、砂糖入り飲料、輸入ワインが引き上げられた。Somchai Poolsayasdi物品税局長は2017年物品税改定の一部であり、政府収入は120億バーツの収入の増加を見込んでいる。




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# by tmobkk | 2017-10-01 22:14 | タイの動き | Comments(0)  

インラック前首相、最高裁の判決前に国外に

タイの動き2017年9月
―インラック前首相、最高裁の判決前に国外に
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1)インラック前首相、最高裁の判決前に国外に
2)AEC2015はどこまで進んでいるのか
3)紛争は、問題が小さい間に解決を
4)ビジネスと研究
5)次世代自動車の行方
6)王妃誕生日は静かに

写真は、① インラック前首相が就任する時、 ②王妃誕生日8/12の写真
③次世代自動車セミナーの写真。

1)インラック前首相、最高裁の判決前に国外に
8/25は米担保買い上げ制度によって 国家に莫大な損害を与えたインラック.シナワトラ前首相は責務怠慢だとして現在の軍事政権下で 国家汚職委員会の 告発などを 受け 最高裁の判決が出る予定であった。8/23には インラック前首相は自宅にて 僧侶を 招いて仏式の セレモニーを行った。その日にうちにカンボジアを 通じてシンガポール,ドバイに 逃亡したと 報道されている。
   最高裁は 前首相に逮捕状を 出し次回の判決は 9/27に 延期すると宣言しているが  
   問題が終わった訳ではない。
① 逃亡に政府高官が関与したのではないか,
② 軍事政権の課題は国内の対立解消と言っていたが これで解決にむかうのか,である。
2)AEC2015はどこまで進んでいるのか
8/5からフィリピンでアセアンの外相会議が開催された。日本から河野外相、中国の外相も招待された。昨年のアセアンと中国との対立は、中国のフィリピンへの支援など、中国のアセアン各国への投資と貿易拡大により静まった。中国のアセアン各国への投資の主要な分野は以下の通り。
インドネシア(石炭。石油、ガス、鉄鋼)、シンガポール(エネルギー、運輸、海運、不動産、金融)、ミャンマー(電力、石油、ガス、鉱山開発)、タイ(製造、エネルギー)、ラオス(商業、住宅、観光)、ベトナム(繊維、不動産)などである。
    タイの自動車業界にとっては、2018年にベトナムの関税がゼロになれば、タイからの    
    輸出は拡大すると期待をしているのである。

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# by tmobkk | 2017-09-02 22:16 | タイの動き | Comments(0)