<   2017年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧

 

1)2017年の動きと2018年の課題

タイの動き(2018.1)
1)2017年の動きと2018年の課題
2)前国王の哲学と仏教の教え
3)コピー天国からの離脱
4)タイの現地化を進めるには
5)タイの本来の競争力を高めるには
c0167063_22155197.jpg

1.2017年政治面で5つの大きな出来事
   1)Yingluck前首相の逃亡
   2)Boonsong前商業相、嘘の国家間の米取引で実刑
3)Purayut首相が、民衆に次期民政に向けて10の質問
4)総選挙日程の大幅、変更
5)内閣改造でも将軍が大臣に

c0167063_22163489.jpg

  2.前国王の哲学と仏教の教え
   「足るを知る経済」は1970年代から国王が誕生日に訓話される中でも言及されてきた何事も「中庸」を重んずる考えである。1997年の通貨危機でも、国王は中庸が重要だと諭された。
現在の軍事政権は、2018年の総選挙に向けて、新しい政党の設立受付は3/1から。既存政党の再登録は4/1から実施するという命令をだした。国内の融和政策もなかなか進まない中で、王室と仏教を中心に国内の統一を図らないと、欧米式の民主政治ではタイを治めるのは難しいと感じる。
c0167063_22171873.jpg

3.コピー天国からの脱却できるか?
米国の通商代表は、このほどタイを知的所有権(IP)違反の要注意国からランクを上げた。12/17付けのバンコクポストによると、依然、知的所有権違反の注意国のリストには入るが、2007年からリスト入りをしていた要注意国からランクが上がったことになる。たしかに、軍事政権になって、商取引の透明性確保、コピー商品の撲滅に力を入れてきた、証左でもあろう。また、5日前にEU諸国が各方面の政策でタイと協定が結べると発表したばかりでもある。

More
[PR]

by tmobkk | 2017-12-31 22:14 | タイの動き | Comments(0)  

タイの動き(2017.12)第5回内閣改造

1)Purayutt 軍事政権、内閣改造
2)関税法91年ぶりに改正
3)タイ南部で洪水続く
4)タイの輸出好調、経済成長4%台に
5)アセアン50年、元事務総長Mr.Surin逝去
6)展示会(METALEXとMotor Expo)
c0167063_153227.jpg

1.内閣改造は、民主化への先駆けとなるか?
11月25日に内閣改造が国王の承認を経て、官報に公示された。軍事政権で制服組の12名が3名しか減らなかったが、一方で各分野の専門家が閣僚として参加したことである。副首相には、元農業大臣のChtatChai将軍が昇格し、農業副大臣にMr.Wiwat氏が就任。赤シャツグループのMs.Tidaからも驚くことではない。草の根の庶民と首相をつなぐ橋渡しになる、と発言がある。専門家としては、PTT開発の元社長Mr.Pallinが運輸副大臣に就任されたなど、元工業省事務次官mrSomchaiの副大臣就任もある。

2.91年ぶりに大改正された関税法11/13から施行
    タイの税法、関税法は法律の解釈が各機関の担当者の裁量に任されることが多く、密輸、  
    脱税、不正申告など関税法違反の場合、担当者の報奨金が相当な高額になることがあり、 
    経済界からは、報奨金(時には手数料とも呼ばれていた)の見直しが叫ばれていたのである。
    主な改正点は次の通り。
    1)罰則、2)報奨金の低減、3)通関後の監査期間の明確化、4)関税評価の期間、
    5)上告期間、6)貿易貨物の積み替えの6点で、規制緩和ともいえる。
c0167063_162841.jpg

3.タイ南部で洪水続く
タイは南北に細長いため、雨期は北から始まり、順次南に移り、11月になって中部は乾季入りをしたが、12月に入ってもタイ南部はまだ、雨期が続く。12/1のニュースでは、南部ナコンシータマラートでは洪水で冠水していた道路が、冠水後陥没して、車が陥没したところに落下。死者6名の事故も起こしているほどです。このほか、南部の各地で被害が残り、道路や鉄道の運休もあります。
  4.タイの輸出好調が続き、年間の経済成長4%台に
タイ政府の各官庁の経済成長が上方に修正されている。財政政策局(FPO)は2017年の後半からの輸出が好調のため、従来の経済成長予測3.8%を修正して4.0%に見直す。その他、中央銀行も3.8%、経済社会開発委員会も3.9%であるが、国内は10月に前の国王の火葬の儀もあって、落ち着いた動きであるが輸出は年間見通しを4.7%であったが、実際は8.5%まで引きあがったことから、見直したもの。
 
5. アセアン50周年、前の事務総長Mr.Surin逝去(68歳)
1967年に米国の主導で共産化を阻止する組織としてタイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシアなどが共同して設立したアセアンは2017年50周年を迎えた。その後、ベトナムや、ラオスなど社会主義国も加盟して当初の政治的な意図は薄れ、経済圏をつくろうとする機能が強化されてきた。しかも、アセアン各国一様ではないが、中国の影響を直接受ける国もある。前事務総長であったスリン氏が11/30に心臓発作で急死された(68歳)アセアンの日系商工会議所との対話など、海外投資にの受け入れ側として、日系企業からの要望を各国首脳に伝えていただいた指導者の一人であった。ご冥福を祈りたい(2017.12.1)
[PR]

by tmobkk | 2017-12-02 01:06 | タイの動き | Comments(0)