総選挙、民力党が圧勝  

1. 民力党が225議席、第一党に

12月23日投票の総選挙によってタクシン前首相勢力の流れを汲む民力党が勝利。 
民主党166、タイ国民党43、国家貢献党25、タイ合心国家開発当10、中道主義党7、王民党4となった。 合計480議席のうち、過半数を取る政党はなかったが、民力党は、すでに少数政党との連立を合意しており、タイ国民党、国家貢献党との連立に
ついて交渉を実施している。
一方、選挙委員会は、民力党など選挙違反の事実を握ってレッドカードを発行する議員が数議席あるとして、近く該当選挙区は
再選挙になる予定。
ただし、95%の議席が確定していれば首相指名のために国会が召集され、2月には新政権が発足する見込みである。

2. 12月5日の国王誕生日のお言葉

 国民に、団結(サーマッキー)を訴える。

 「軍人にせよ、市民にせよ団結しなければなりません。団結しなければ、国は破滅に直面することになります。
注意しなければ、国家、民族は倒れます。倒れるということは沈むことを意味します(ロム・ジョム) 現代は海水面が
上昇していると脅しあっています。今は協調が在りません。協調しなければ穴ができ、沈没していきます」

 総選挙を12月23日に控えて、スラユット首相など政府関係者2万人とTVを通じて全国民に呼びかけられた国王のお言葉は、毎年重要なメッセージ、指針となっている。

3. 労働者保護法、改正案成立

国家立法議会で、2007年3月から審議され、審議未了で廃案となる可能性もあると見られた労働者保護法の改正案が12月19.20日に開いた本会議で通過した。
主な改正案の内容は次の2つ。

1) 期間6ヶ月未満の短期契約で雇用された労働者にも常勤労働者と同様の賃金と福祉を提供することになった。該当する労働者は約100万人いると推定される。また、一時休業する場合、従来は基本給の50%であったが、75%に引き上げになった。

2) 最低賃金制度は改編され、基本最低賃金は廃止され、職能別賃金レートを新設される。賃金委員会は、最低賃金に加えて、職能別賃金レートを決定することになる。

 これによって新年からの労務管理は、上記の改正点を踏まえて実施されることからあらかじめ企業の就業規則を
 改正する準備が必要となる
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by tmobkk | 2007-12-01 17:16 | タイの動き  

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