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戴冠式の準備が進む

タイの動き20195

「戴冠式の準備が進む」

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 (目次)

13/24総選挙の結果がまだ

2・戴冠式の準備が進む

3・景気減速に対しての臨時対応

4・裁判所、政府とSRTに解約したホープウエルに賠償責任を

5・スタイル展に見る独自性の重要さ

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(内容)

1・総選挙(3/24)の結果がまだ

324に実施された下院総選挙は集計の最終過程であるが、最終の発表は5月の戴冠式の後になると言われる。理由は、選挙違反があち、再選挙も起こっている。

4月末現在で大きな問題は、総選挙の勝者が決まらないことである。タクシン系列は議員の250席を確保しているというが、パランプラチャラット党は、投票数で一番有権者の票を集めたので政権確保の信頼が高いという。現在の憲法では上院の250名が軍事政権により指名された議員であり、下院500議席および上院250議席の合計750議席の過半数である375議席を確保できないと首相を指名できない。しかも、今回は首相が国会議員以外からでも選ぶことが可能になったことである。国王の戴冠式前後の人が集まる機会に多数派工作が続くのであろうが、中間政党は主要政党からの有利な条件を引き出すための動きが続く。

2・戴冠式(5/4)の準備が進む

タイの王宮前や主要な道路、主だった官庁や大手企業は戴冠式を歓迎する飾りを始めている。ちょうど、日本では天皇陛下の交代があり、10月には大きな式典があるのであろうが、タイは前の国王の服喪期間もあり、ワチラコン国王の治世が始まって落ち着いた段階で戴冠式を挙行。ラマ9世の戴冠式以来60数年ぶりの行事である。

3・景気減速への臨時対応

財務省は新しい政権発足が7月にずれ込む恐れから、7つの景気浮揚策があると説明した。

アピサック財務大臣によると、景気が低迷しないように減税を含む景気浮揚策を用意した。

1) 国内旅行をした場合、15,000バーツまで税金の控除をする。

2) 学生の制服、スポーツ用具、教科書代は税金控除の対象とする。

3) 書籍の購入も税金控除

4) 福祉カードの保持者が子供や孫に制服、スポーツ用具、教科書代を援助する場合、全額が税金控除

5) 小売店がPOS端末を設置する場合、購入額の1.5-2倍の税金控除をする

6) タイランド4.0が推奨する産業関連分野を勉強する学生に特別奨学金制度を設ける

7) タイ住宅公庫、貯蓄銀行が民間銀行が対象にしない層向け不動産ローンを設ける

さて、今後の景気減速に有効な手立てとなるのか?






4・裁判所、政府とSRT(国鉄)に解約したホープウエルに賠償責任を命じた。

海外とタイ政府、政府機関との契約には、国際的な仲裁協定で、契約解除などの場合の協議の定め方がある。1990年に30年のコンセッションで開始したバンコク都内からドンムアン空港までの高架鉄道の運営権を受託した香港のホープウエル社は工事の進行が遅く1998年現在でも13%程度の進捗から、20年前にタイ政府が契約を解除した。

その後、同社は国際仲裁裁判所に訴え、タイ政府、SRTが敗訴したが、実際の判決を行使するためにはタイの裁判所での確定判決が無いと執行できない。そこで、同社は行政裁判所に訴えて、ようやく20194月に勝訴を得たもの。

今後は、この判決を元にタイ政府、SRTがどのように最終的な賠償額118億バーツを支払うのか、外資企業は注目をしている。

(これまでの経緯)

1990年11月 Chachai 将軍時代に30年の契約で60kmの高架式鉄道を香港のホープウエル社と契約

1998年1月20日 チュアン首相時代に契約解除。理由は工事全体の13.77%しか完了していない

2004年11月24日 ホープウエル社 国際商事仲裁協会に560億バーツの賠償を訴える

2008年11月8日 裁判所が運輸省とSRTに不当に契約を解除したとして118億バーツの支払い命じた。政府側が即時、中央行政裁判所に訴える

2014年3月 ホープウエル社 、中央行政裁判所が政府の訴えを認めたため上告

2019年4月22日 最高行政裁判所、ホープウエルの訴えを認める。運輸大臣とSRTに支払いを命じた。

5・スタイル展に見る独自性、本物の維持発展の重要さ

バイテックで417日から19日までの商談日、20-21日の一般公開というスタイル展の最終日に行ってきた。一般公開ということで、バンコク周辺のタイ人消費者が、買い出しに来ている。日本人も欧米人も来ていた。ただし、中国人バイヤーなどは商談日に来たのか、最終日はあまり見なかった。東京国際ギフトショーの主催者も来ていた。

BTSのバンナ駅から近い会場の入り口から家庭用品、次に家具、インテリア、奥にはファッション、雑貨、宝石など出展している。一番奥にはCLMV(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)からのコーナーもあった。約約400社の出展。CLMVから42社も含む。BITEC会場を全面に使った展示会である。展示会の主張はタイオリジナルの製品をPRし、海外にも売り込みたい、というもの。独自性、本物しか見えないものがある(2019.5.1


by tmobkk | 2019-05-01 15:32 | タイの動き | Comments(0)  

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