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タイ・ニヨム・ユンヤーンとは

タイの動き2018年 4-5


1. タイのお正月(ソンクラン)事情

2. タイの投資(BOI 2018.1-3月の投資)333(年間目標の28)

3. タイ・ニヨム・ユンヤーンとは

4. EV普及するか、FOMMはモーターショーで355

5. 変化と進歩(日本出張で経験したもの)

6. ラオス南部と中部

1.タイのお正月(ソンクラン)事情

バンコク都内の4/11-4/16のソンクラン(お正月、水かけ祭り)は、シーロム、セントラルワールド、カオサン通りなど限定された場所でのみ行われていた。もちろん、子供が小さな路地で水かけをしていたが、ピックアップトラックに乗って、市内を縦横に回り水かけをする様子は見えなかった。一方、4/11-4/16のソンクラン途中の、交通事故は3418件、死者は378人であった。原因の28%は速度違反、27%は飲酒運転。二輪車の事故は全体の81%。県別には、チェンマイ県が最多の126件。

2.タイの投資委員会(BOI)の予想と実績

BOI2018年の投資総額を7200億バーツを予想している。そのうち、1-3月の実績は333件で2036億バーツになる。年間予想の目標の28%となる。前年同期比では1000億バーツ多い。内訳は、石油化学、農業・生物工学、観光、自動車、食品加工が含まれている。


3.タイ・ニヨム・ユンヤーンとは

    現政権の主要政策の中に、タイ・ニヨム・ユンヤーンとは持続可能タイ主義とも言われる。

農業生産後続改革、②草の根経済開発、③エリア開発の3点からなる。

全体で、1500億バーツの予算枠があり、①に240億バーツを使う。

実施に当たっては、公務機関、民間企業、民間組織が協力する「プラチャーラット」のメカニズムを活用して、「内部からの爆発」を重視して、「誰にも背後に見捨てない」という仕組み。プラユット首相が、2019年の総選挙でもこの主義、主張が旗印になる可能性もあると、見られている。


 





4.EVが普及するか

3/28から4/8まで開催されたモーターショーでは、タイの国内販売の行方をみる指標ともいえる。今年の注目したのは、日系の自動車会社FOMMが期間中にどれだけ注文を取得したか、による。1022件の試乗会申し込みがあり、355台の受注があった。デイーラーは地方電力公社PEA関連会社のPEA ENCOMとなった。充電ステーションとしては、エナジーマハナコン社が現在、展開するペブリ県、プラチュアブキリカン県の7店が年内に1000店まで展開するという。


5.変化と進歩

3/28-4/10まで日本を回ってきた。TMO大阪の所長から、「大阪駅の北が大規模開発で変わったね」というと、大阪駅だけではなく、市内の流通施設など変化があると説明された。「変化することは進歩すること。変化がないことは、進歩がない」と言われた。日本だけではなく、タイでも、どの国でも同じである。むしろ、タイをはじめ発展途上国の変化は速い。

6.ラオス南部と中部

427-28日に、南部のチャンパサック県とビエンチャン首都を回る機会があった。1年前のソンクランにチャンパサック県を回ったが、今回は現地の大学を盛ることができた。首都では、パトウサイ、タートウルアン博物館や国際会議場もみてきた。地元の方の感覚では、やはりラオス国家が形成された北部、中部、南部の交流は薄いように感じる。むしろ、タイから北部、中部、南部が文化、経済的にも交流してきた関係で、ラオス国内の南北の交流は次の課題かと、感じた次第である(2018.5.1



by tmobkk | 2018-05-01 23:55 | タイの動き | Comments(0)  

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