インラック前首相、最高裁の判決前に国外に

タイの動き2017年9月
―インラック前首相、最高裁の判決前に国外に
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1)インラック前首相、最高裁の判決前に国外に
2)AEC2015はどこまで進んでいるのか
3)紛争は、問題が小さい間に解決を
4)ビジネスと研究
5)次世代自動車の行方
6)王妃誕生日は静かに

写真は、① インラック前首相が就任する時、 ②王妃誕生日8/12の写真
③次世代自動車セミナーの写真。

1)インラック前首相、最高裁の判決前に国外に
8/25は米担保買い上げ制度によって 国家に莫大な損害を与えたインラック.シナワトラ前首相は責務怠慢だとして現在の軍事政権下で 国家汚職委員会の 告発などを 受け 最高裁の判決が出る予定であった。8/23には インラック前首相は自宅にて 僧侶を 招いて仏式の セレモニーを行った。その日にうちにカンボジアを 通じてシンガポール,ドバイに 逃亡したと 報道されている。
   最高裁は 前首相に逮捕状を 出し次回の判決は 9/27に 延期すると宣言しているが  
   問題が終わった訳ではない。
① 逃亡に政府高官が関与したのではないか,
② 軍事政権の課題は国内の対立解消と言っていたが これで解決にむかうのか,である。
2)AEC2015はどこまで進んでいるのか
8/5からフィリピンでアセアンの外相会議が開催された。日本から河野外相、中国の外相も招待された。昨年のアセアンと中国との対立は、中国のフィリピンへの支援など、中国のアセアン各国への投資と貿易拡大により静まった。中国のアセアン各国への投資の主要な分野は以下の通り。
インドネシア(石炭。石油、ガス、鉄鋼)、シンガポール(エネルギー、運輸、海運、不動産、金融)、ミャンマー(電力、石油、ガス、鉱山開発)、タイ(製造、エネルギー)、ラオス(商業、住宅、観光)、ベトナム(繊維、不動産)などである。
    タイの自動車業界にとっては、2018年にベトナムの関税がゼロになれば、タイからの    
    輸出は拡大すると期待をしているのである。




3)紛争は、問題が小さい間に解決を
8/12にカンボジアのフンセン首相はラオスのビエンチャンに飛んで、トンルン首相と面談。両国の国境未画定地域に展開する両国軍の撤収を決めた。軍事的な対立を未然に防ぐ、ベテランの首相だからできた外交である。トラブルがあれば、リーダーが飛んで、解決できる国家がアジアの隣国にある、と思い知ったニュースである。人間同士の交流が重要だと痛感する。

4)タイのビジネス
タイでは何が求められるのか?魚介類は、近海物を除けば、大半が輸入である。畜産物は大手グループから調達するか、市場を通じて調達か?農産物もしかりである。今年は、コメの輸出がベトナムを抜いて久しぶりにタイが1位になってきた。果物も豊富である。海外では、売り手と買い手は対等で、買い手だから有利ではない。えてして、今は売り手市場でもある。いやな客には売らない。そのあたりの感覚が、日本流で考えると、タイでは、ビジネスにならないのである。タイのサプライヤーとの共同作業ができる会社が望ましい。

5) 次世代自動車の行方
8/29に「次世代自動車」をテーマに経済産業省、タイ工業省の後押しでバンコクで開催されたシンポジウムは興味が高く、主催者が当初200名と想定していたが300名もの参加があった。経済産業省の西岡企画官の基調講演の後、トヨタ、三菱、日産、FOMMの各社の取り組みの説明と充電プラグの規格化を推進するChademoからの説明である。後半はパネル討議。JETROの三又所長を司会に、タイ工業省、TAI,、トヨタ、三菱、日産、FOMMとChademoのパネリスト。各社の違いは明確になった。
最後の講演は,Mr.Uttama工業大臣であった。東部経済回廊(EEC)を軸に、タイランド4.0戦略を進めるとの、講演であった。
タイの自動車部品業界では、電動化への情報提供が進んでいるが、体質変化は可能だろうか?
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8)王妃誕生日8/12
今まで、映像では出てこなかった王妃が、前の国王の前で祈る姿が写真で紹介されている。
さすがに、お年を召したようだ。
(2017.9.2)
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by tmobkk | 2017-09-02 22:16 | タイの動き | Comments(0)  

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