プラユット首相、平和な国家への橋渡しができるか

タイの動き2017.1月号
プラユット首相、平和な国家への橋渡しができるか
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2017年、新年明けましておめでとうございます。
2016年はタイではプミポン国王のご崩御という時代の変化を考える大きな出来事がありました。
8月の憲法改正案の信認を経て、2017年には総選挙が予定されています。それまでにプラユット首相は大きな国造りの基礎ができるのでしょうか?汚職撲滅が進んでいるのでしょうか?
TMOは年末、年始にラオスのルアンプラバンに行ってきました。1975年の革命政権樹立までの国王と各国との交流など国立博物館となった王宮を見ると、今まで知らなかった各国との交流が見えてきました。
さて、TMO「タイの動き」2017年1月をご紹介します。

1. 2017年タイの政治スケジュール
2.タイの日系企業で労働争議発生のニュースの裏を読む、(2016.12月)
3.タイランド4.0に向けて、2/15にBOIがセミナー
4.バンコク周辺の鉄道網延伸計画
5.ラオス、ビエンチャンの大改造進む

1.2017年タイの政治スケジュール(想定)
2017.1-6憲法改正と、選挙委員会、政党法など総選挙に向かうための法制準備
2017.7-12 選挙法、政党法が整備されると5か月程度で総選挙に
2017.10 プミポン国王の国葬(崩御1年を目途か)
2017.10以降 新国王の戴冠式
2017.12総選挙

2.タイの日系企業で労働争議発生ニュースの裏を読む
2016.11-12にプラチンブリ県の304工業団地では、日系企業で労働争議は相次いだ、とのニュースが数回、報じられた。実態はどうか、工業団地の関係者に直接、取材をした。
   「団地内では、毎年、年末に来年度の賃金や年末ボーナスに関して労使交渉が行われている
   のは事実である。しかし、情報誌にでた「労働争議」という見出しは事実ではない。
   一部の労働者が、会社に敷地外に出てパフフォーマンスをしたのも事実であるが、争議権を
   確立して行った労働争議ではない。現在の軍事政権では、集団行動が禁止されており、公
   道で5名以上の集会が行われている場合は、警察当局が取り締まりに当たるべきである」
タイで発行される日本語の情報誌の取材源を確認すると、タイ語の新聞から日本語に翻訳して記事にしたもの、英字紙から日本語に翻訳したもがおおく、情報誌そのものが取材記者を抱えて発行している情報誌は少ない。ニュースの取材源を確認することは重要である。


  



3.タイランド4.0に向けて
現在、タイ政府はタイ国を中心国の罠から離れるためタイランド4.0構想を進めています。
    成長に導くニューエンジンとして10の重点産業を取り上げ、投資奨励を進めている。
    内容は、5つの既存産業分野と5つの新規産業分野です。
 具体的には、短期、中期の目標で最初のsカーブとして、既存産業のレベルを上げて、さらに進展させるものとして、1)次世代自動車、2)スマート電子機器、3)世界レベルの観光、4)効率的な農業、バイオテクノロジーを上げている。長期の重要な産業として、さらに新規産業を創出し、タイ経済を飛躍的に発展させるとして6)産業用ロボット、7)航空宇宙、8)バイオ燃料、バイオ化学、9)デジタル産業、10)医療・健康産業。
     BOIは政策普及のため2/15に大きなセミナーを開催する計画を発表しました。

4.バンコク周辺の鉄道網延伸計画
   バンコク周辺の都市交通は現在10ラインの構想がある。直近に開通するものを見ると、
   ブルーライン、タオプン-バンス―間、1駅、2017年8月開通。2016年8月に開通した
   パープルラインと従来の地下鉄が繋がることになる。それ以外にも、2017年に契約ができれ
   ば2023年までにほぼ延伸工事が完成する見込み。政府は、バンコクと郊外とつなぐ
   人の移動が車から鉄道に代わるとみている。果たして、そうなるかどうか?また、沿線の住
   宅開発など。中間層への住宅供給も増加する見込みである。

  
5.ラオス、ビエンチャンの大改造進む(TMO踏査)
12/30から1/3までにタイからラオス・ホアサイからルアンプラバン、ビエンチャンを縦貫してきた。
最後の訪問地、ビエンチャンはほぼ1年ぶりの訪問であるが、タラートサオ周辺のバスターミナスの改造、ホテルの増加、メコン川沿いのDonchan Palace周辺に大規模な商業施設が生まれている。
一方、政府機関の立て替えも進み、郵政省、中央郵便局も新しい建物に移転をしている。
郊外と首都を結ぶ幹線道路も、一部改善された。ルアンプラバンとビエンチャンと結ぶ道路も改善されたため、3時間程度短縮された、と伺った。一方、地方都市でも、フランス政府の援助で、村落の縦貫道路も泥道から、舗装道路になっている箇所もある。
    周辺国のニュースは、実際に現地を見ないと、一片の報道では全体がつかめません。  
    これは現地、現物、現時点、自分の目でかしかめておくことである。
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(写真は、上:プミポン国王の遺体が保管されている王宮に向かう国民、中:チャオプラヤ川にかかる橋(朝晩の渋滞が解消されるには)、下:ビエンチャンの中央郵便局
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by tmobkk | 2017-01-06 08:03 | タイの動き | Comments(0)  

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