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バンコクの爆破事件、ネット社会、内閣改造

タイの動き(2015.8)
バンコクの爆破事件、ネット社会、内閣改造
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(目次)
1.バンコクの爆破事件、犯人に逮捕状
2.内閣改造、経済政策に変化
3.ネット社会の一端
4.タイの貿易、ドルベースで減少も、バーツでは増加
5.日系社会で各種会合の延期
(内容)
1.バンコクの爆破事件、犯人に逮捕状
8/17-8/18のバンコクの爆破事件で治安の引き締めを図っている。この事件は、バンコク繁華街の一角にあるエラワン神社に観光客、参拝客に紛れ込んで、リュックに詰めた爆弾を置き去り、その後、爆破事件が起こり、香港、中国、フィリピン人を含む20名が死傷。100名近くが負傷をしたものである。8/31現在、1名の容疑者が逮捕され、2名の容疑者(うち1名はタイ人)に逮捕状が出されている。
2.内閣改造、経済政策に変化
8/20には数か月前から噂にはなっていた内閣改造を実施。軍人、官僚出身者が多かった閣僚の内、経済関係の大臣など民間出身者が6名も内閣に入ったことである。この点は、タイの経済界も歓迎をしている。主にソムキット副首相が描いた経済政策に賛同して大臣として参加された方も多い。

3.ネット社会の一端
爆破事件の犯人逮捕にバンコク都内に設置された街頭カメラの利用とともに、携帯電話の解析が決め手になった。具体的には、エラワン神社のバッグを置き去りにした犯人像が事件直後にソーシャルメデイアに流れたこととともに、軍と警察が周辺で利用された携帯電話のレコードから海外向けにローミングされた携帯電話番号から利用者を割り出したもの。同時に、タイ人のネットの利用時間が延長されている、というニュースもある。





4.タイの貿易、ドルベースでは減少も、バーツでは増加
2015.1-6月の輸出総額はドルベースでは前年割れであるが、タイバーツでは増額。
これはタイバーツが弱いためで、外部から見ると、貿易額が縮小をしているようにみえるが、タイ経済にはプラス要因である。この点の、内外の情報の確認が必要。

5.日系社会では各種会合の延期
爆破事件を受けて、JCCの各種会合は延期になった。
9/4の自動車部会や賃金説明会など。公共交通では、地下鉄やBTSに乗車する際に持ち物検査が厳しくなった。また、大きな商業施設でも入場する際に、金属探知機が作動するようになった。
犯人逮捕、逮捕状の発行など事件解決に向けての動きから、いずれ各種自粛措置は解除される見込み。

(写真はエラワン神社前)

by tmobkk | 2015-09-01 15:14 | タイの動き | Comments(0)  

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