人気ブログランキング | 話題のタグを見る

国際関係から国内の制度改革

タイの動き2015年.7月号
―国際関係から国内の制度改革
国際関係から国内の制度改革_c0167063_1233773.jpg

(各種政治集会の舞台になったワートレ前)

TMO「タイの動き」2015年7月をご紹介します。
1.EUから違法漁業改善を要求される
2.中部の干ばつ被害の水危機
3.黄シャツ隊、2008年空港占拠で賠償支払い判決(高裁)
4.反政府運動で逮捕された学生、保釈
5.TMO ミャンマーに続きベトナムの市場調査

1.違法漁業、航空機の安全性確保要求 タイ国はEUから違法漁法を改善するように漁業適正を求められている。また、航空機の安全確保に関しても国際基準に達していないとして改善が求められている。(国家平和維持団(NCPO)のプラユット団長兼首相は、「政府は国際社会の基準に合わせるために最大限の努力を払っている」としている。

2.治水、干ばつ 気象庁によると今年は降雨量が少なく、政府は各省庁に対策会議を開くように指示をだした。そのため、プミポンダム、シリキットダムなどの放水量が調整されている。チャオプラヤ川の上流では干ばつのため、土手が崩壊する恐れもあるほどである。農業関係に被害が出る恐れがある。天然資源省の了解を得て、井戸水のくみ上げ、小規模な貯水池開鑿で85万ライに水を供給するとしている(農民の自活するには10ライの田畑が必要だとすると、8.5万件の農家への供給程度になる)農業・工業用には新しい水源を開発するとしている。アマタ工業団地では,Chonburi,Rayonの工業団地とも水の供給は2003年の経験を踏まえて心配はない、としている。





3.空港占拠事件 2008年に発生した黄シャツ隊(PAD)の空港占拠による損害賠償のため、バンコクの高等裁判所はPADにリーダー13人に対して、総額5億2200万バーツの賠償金をタイ・エアポート社に支払うように命じた。13人は最高裁に上訴するとしているが、あたらな事実関係が無いと、損害賠償は避けられない見通しである。

4.反軍政運動 6/26に軍政、クーデターに反対する動きをして逮捕されたことに対して、国連高等弁務官、欧州連合代表は声明を出して、懸念と無条件釈放を求めた。政府は、法律を守ることが重要で国際社会からの圧力に屈しないとした。グループは軍事裁判にかけられたが、保釈は認められた。一行は引き続き反政府、反軍政を訴えるとしている。政府は背後に誰かの指示が無いか、調べている。
5.TMO ミャンマーの自動車部品業界調査に続き、ベトナムのコールドチェーン調査も実施。。

by tmobkk | 2015-07-27 12:21 | タイの動き | Comments(0)  

<< 内閣改造か タイの動き2016.6月号 >>