国民の融和が図れるのか

タイの動き2014.10
国民の融和が図れるのか
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(タイの国旗は、中心が王室を示している)

1.国家改革会議メンバー発表
2.経済刺激策、農家に現金支給を
3.経済面ではデジタルエコノミーを推進
4.プラユット首相、ミャンマーが最初の外遊
5.コータオ島で、英国人殺害事件(観光にマイナスか)

1.軍事政権が国家改革会議のメンバー決定
軍事政権が国内の融和を図るため、全国から募集した国家改革会議のメンバーが国王に推挙された。一部、新聞情報によると、各テーマの委員は別にしても、各県か5名選定される委員の選定に有力者の取り巻きが選ばれた、と一部から不満が出ている。
また、今回は政党関係者が排除されているため、クーデターで追放された貢献党関係者からは不透明だとの批判もある。教育や政治など各分野で改革が審議されるとともに、新憲法の承認する権限もあるとされている。
  
2.経済刺激策、農民にも現金支給を
  現政権が取り組む税制改革で、マイナスの税金という意見もあった。10/2のバンコクポス  トによると、15ライ以下の土地しか持たない農民(180万人)には1ライあたり1000バーツ、15ライ以上持つ農民(160万人)には15,000バーツをを支給するという。総額は、400億バーツになる。
これに対しては、土地を所有しない農民をどう救済するのか、またはこのような現金のばらまきでは、農村の高齢化や、若者が農業を継承しないなど、根本的な問題解決にならない、という意見もある。
これ以外には、2014年の予算からの投資案件で1470億バーツ、2015年の予算から1295億バーツも投資案件がある。





3. 経済面ではデジタルエコノミーを推進
新政権では、単年度の予算だけではなく、中長期の行動計画の検討もされている。その一つが、「デジタル・エコノミー」の推進である。ソフトウエア、ハードウエア、農業、デジタルベースのサービスなどの産業を通じて、デジタル技術を持つメリットを最大化する政策をまとめる方向。オウリデイアトーン副首相はタイの産業界は効率化を進めるためのデジタル技術が欠けていると指摘。デジタル時代に追いつくための民間部門の促進を図る政策をとる予定。



4.プラユット首相、初外遊がミャンマー
首相就任後、各国政府、外交官ともタイでは会談をしてきたプラユット首相の初外遊先はミャンマーになった。10/7前後に訪問の予定だとされている。課題は、両国の首脳が先に合意したDAWEI開発の進展が図られる見込みである。また、11月中旬に中国政府はアセアン首脳を招いて会議を開くが、これにもプラユット首相も招かれている。

5.コータオ島で英国人男女、殺害(観光シーズン前にマイナスの影響か)
9月初めに起こったタイ南部、コータオ島での英国人の殺害に対して、首相以下、政権幹部も関心を持って警察の捜索をみている。
また、観光スポーツ省のコプカン大臣も先週末、現地を訪問して、観光客の安全を図ることが重要だと説明をしている。たとえば、観光客の通る街頭にはセキュリテイカメラの増加、観光客に腕バンドを渡して、連絡先などの確認ができるようにするなど、いくつもの案が出された模様。犯人を捜すため、DNAテストも実施されているが、これだけでは直接的な犯人の判明につながるかどうか?
10/3の新聞報道では、有力な容疑者が見つかったようである。
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(地方振興策として一村一品と観光が奨励されている。
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by tmobkk | 2014-10-03 23:55 | タイの動き | Comments(0)  

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