人気ブログランキング | 話題のタグを見る

バンコク封鎖が解けて、タイの政局がどうなるか

上院議員の半数公選制ため3/30に投票

1.日本からタイに進出を考える企業から、バンコク封鎖が解けて、タイの政局がどうなるか、聞かれる。我々、外国人にも見えないところがある。地元紙をみると、政府の独立機関のTOPが仲介役になって、選挙管理内閣と反政府運動の橋渡しをしようと、数回、接点を持ったようだが、反政府運動側が、独立機関と言えども、政府よりだとして、話し合いに乗ってこないようだ.

バンコク封鎖が解けて、タイの政局がどうなるか_c0167063_23252217.jpg
2.先週からバンコク市内や郊外を回ると、街角に選挙ポスターが掲示されてる。政党に左右されない上院議員の選挙活動である。軍人もあり、地方の名士もある。しかし、残る半数が、任命制であるがゆえに、プアタイ党が、2007年の憲法改正を1997年の憲法に戻しすべて公選制にしようとした。これは憲法裁判所が憲法違反だと認定し、しかもそれを提案した議員が憲法違反を進めた、とされて野党の民主党から議員の資格を取り消す訴えもされているのである。



3/30にある上院議員の公選は半数で、残る半数が任命制であるのは、過去のバンコク優位の姿勢を残すためであるのかもしれない。治安が通常に戻る過程になるのかどうか、判定する材料でもある。

ある段階で、動きが見えるのかもしれないが、歴史を動かすのは、この動きが見えない時の底流での探り合いが、意外と転機を起こすのかもしれない。コメの買い上げ制度による汚職を見逃したという名目でYingluck首相の失格を起こすような「法律によるクーデター」という、見方もあるのである。

by tmobkk | 2014-03-17 10:14 | タイの動き | Comments(0)  

<< 2/2総選挙、無効(憲法裁判所) バンコク封鎖、解除 >>