タクシン前首相の人気、現首相を上回る

タイの動き 2009年8月号

目次
1.タクシン前首相の人気、現首相を上回る
2.農産物価格保証、メイズ、キャッサバにつづいて米も
3.固定資産税法、8月に閣議決定か
4.ラチャブリ発電、ペチャブンで大型風力発電
5.電車パープルライン、土地収用の勅令が失効



1.タクシン前首相の人気、アビシット首相を上回る
 アサンプション大学が7/20-25に実施した世論調査(ABBAポール)によると、政権発足6ヶ月を経過したアビシット首相の支持率が32.0%でタクシン元首相の34.0%を下回った。5月当時は、アビシット首相51%、タクシン元首相が24%だったが逆転。

2.政府、農産物価格保証システム開始
 アビシット首相は、7/19の日曜談話で、農産物価格保証システムの導入を説明。従来の担保引き受けによる価格介入は、すべての農民がカバーできず、市場メカニズムを破壊するものだと説明。政府は、8月からメイズ、キャッサバ芋について新制度を導入、その後も年度米についても適用する方針。基準価格を設定して、市場価格が下回れば、政府はその差額を保証する仕組み。タイ米の国際競争力を取り戻すことにもつながるとしている。

3.固定資産税、8月に閣議決定か
ソムチャイ財政局長は、7/23の会見で固定資産税については8月中にも法案を内閣に提出すると説明。現在の土地・建物税は土地・建物が生み出す収益に課税するもので、遊休地・宅地などは対象になっていない。新税は、商業用不動産で評価額の0.5%、宅地0.1%、農地は0.05%となる。販売用の不動産でも売れ残った場合は、商業用の不動産ではなくより低い住宅の税率を適用する。なお、売れないからといって税金を免除する理由は無いと説明。
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4.ラチャブリ発電所(RATCH)、2011年に風力発電

ラチャブリ発電所のノッポン社長は、2011年にペチャブン県の高原、カオコーで風力発電の運転を開始すると発表。同社は森林局に1000ライ(16000平方メートル)の使用許可を求めている。42億バーツをかけて60メガワットの東南アジア最大級の風力発電所になると説明。風力発電は持続可能性エネルギー株式会社が管理して、代替燃料研究の更新可能エネルギー会社が60%、RATCHが35%、その他が5%の出資。2年以上準備調査をした結果、秒速5m以上の風があるため、商業用に実施可能と判断した。風車はプロペラ形で、直径100m、30基を設置する。60メガワットの発電で、年間6万トンの温室ガス排出削減の効果があると。同社は、今後も籾殻、サトウキビの滓、おがくずなどのバイオマスによる発電計画を研究しているとの説明。
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5.パープルライン、工事遅延で土地収用の勅令が失効
タイ電車公団MRTAは開発の遅れから、パープルラインの土地収用の法的プロセスをやり直すことになった。対象地域は、バンスーからバンヤイ間の23kmで高架鉄道として16駅が予定されている。この計画はタクシン政権時代に計画され、土地の収用は4年間という勅令も既に失効をした。政府は、2007年12月に土地収用として92億バーツが予算を決定し、土地の収用が進められているが、16億バーツ分の土地収用が終わっていない。なお、日本政府は同計画に対して624億円の円借款を供与することになっている。

8月の祭日
8/12 王妃誕生日(タイでは母の日)
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(参考)週刊タイ経済、バンコクポスト、NATIONなど。
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by tmobkk | 2009-08-06 16:56 | タイの動き | Comments(0)  

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