総選挙は2019年2月に

タイの動き2018年 3

1.2/2タマサート大学の学生、軍事政権への批判か

2.中国正月に、タイに来た中国人を考える

3.大学生の就職希望先とその理由は

4.BOI3/19に首相と関係閣僚を招いてセミナー開催

5.総選挙20192月に延期か

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                      (写真は中国正月を迎える獅子舞、バンコク都内にて)

.大学生、軍事政権への批判か

   23日に第72回タマサート大学とチュラロンコン大学のサッカー戦があった。サッカーの試合前の余興で、タマサート大学は神話ラーマキエンを題材に悪魔のNONTOKを山車に担いできた。数千年前に悪魔のNONTOKはシバ王に面談する前に召使になって、天使の足を洗う役目で面白くない。天使は悪魔のNONTOKをあざけり、頭をたたき、顔をたたき、髪の毛を引っ張るのである。怒りと恐怖で悪魔のNONTOKはシバ王に面談し多くの人を殺したダイヤの指で許しを請うのである。悪魔のNONTOKは自分の力を間違って使い、多くの天使を殺したことから、シバ王はナライ王に銘じて悪魔のNONTOKと戦うことを命じるという物語である。この題材を使って、プラウイット将軍の豪華な時計を使っていることを比喩したものである。

.中国正月に、タイに来た中国人の歩みを考える

216日が中国正月である。タイのバンコクには世界でも有数の大規模な中華街(チャイナタウン)がある。国鉄中央駅「ホワランポン」駅から近くに、黄金の仏を祭る「ワットトライミット」がある。その寺院だけが有名で、2階にチャイナタウンの歴史を紹介する博物館があるのは知らなかった。中華街「ヤワラート」の歴史を紹介している。

.タイの大学生の就職希望先とその理由

タイの大学生が就職を希望する企業の100社からTOP5を見ると次の会社名が上がる。

1位 CPグループ、2位 トヨタ自動車、3位 サイアムセメントグループ、
4位 PTT(エネルギー・資源)、5位 タイ航空である。

では、就職したい企業を選ぶ理由であるが、次の通り。

給与・ボーナスが良い、2、有名だから、3.大企業だから、4.安定しているから、5.福利厚生が充実しているから

. 東部経済回廊(EEC)のチョンブリ県のウタパオ空港とサタヒップ港を見て

―タイ政府投資委員会(BOI)は3/19に首相と関係閣僚を招いてのセミナー開催

3/19にタイランド4.0EECの進捗状況を説明するセミナーがある。EEC関連で考えるにはインフラは数年で完成するのであろうが、それを生かす人材は数年では育つのであろうか?海外から優秀な人材を招く構想もあるが、実際に現場を生かすのはタイ人であろう。その意味で、底辺からの人事育成にどれだけ注力をされるのか、注目をしたい

.総選挙20192月に延期か

プラユット首相が何回も総選挙の実施について説明しては、延期が続いている。

それに対しても、批判が出ているが、最近のニュースでは2019年の2月に実施する予定。

これまで破られた首相の約束。

2015.2.9 安部首相には2016年に実施する意向と説明。

2015.7.8 首相府官邸で、憲法が成立して実施と説明。

2016.9.22 国連の71回総会で2017年後半に実施と演説。

2017.10.2 米国のトランプ大統領との会見で2018年には実施と説明。

2017.10.10 201811月に総選挙を実施と説明(バンコクポスト2018.2.28報道)

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                        (写真は、国連のタイを視察するグループ)

2018.3.1


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# by tmobkk | 2018-03-01 14:14 | タイの動き | Comments(0)  

2018年4月から最低賃金上昇

タイの動き(2018.2

(目次)

1.2018年4月から最低賃金上昇

2.1/27からバンコク・デザイン・ウイーク

.総選挙は201811月から2019年に延期か

Prawi副首相の25個の豪華な腕時計と汚職追放委員会

.カンボジアからタイを見ると


(本文)

.20184月から最低賃金上昇

   2018年1月30日のプラユット内閣は閣議で、4/1から新しい最低賃金の適用される。これは、201712月の中央賃金委員会(委員長は労働省の事務次官)の場でも決定せず、年明けの1月17日の委員会で7時間の議論をかけて決定したもの。その後、労働大臣の承認を得て、閣議にかけられたものである。

プラユット首相は2017年末に2018年から労働者に新しい年のプレゼントの一つとして言明していたものであり、2012年のインラック首相が選挙の公約で全国一斉の最低賃金引き上げと、20161月から2年ぶりに各県別の最低賃金引き上げをするもの。

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.1/27からバンコク・デザイン・ウイーク

1/27から2/4までデザイン・ウイークとして周辺の画廊や倉庫にあるショップが協賛してイベントが始まった。ニューロード沿いにある中央郵便局がタイのクリエイテイブ・デザインセンター(TCDC)なった。TCDCは2003年に首相府の下にある知識マネジメント発展機構として創造性をもとに将来の人間の発展を目指すという目的で設置された公共機関である。筆者は、中央郵便局がTCDSに模様替えされてから初めて訪ねてみた。TCDC1階の広場では、Waste Side Story(有名な映画,west side storyをもじったもの)で、デザイナーとリサイクルしているプラステイックメーカーとのコラボで作品が展示されている。

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.総選挙は201811月の予定から2019年に延期


プラユット軍事政権は、汚職追放、国内の対立を鎮静化させるなどを目的に20145月にクーデターを実行。201610月の前国王の崩御もあり、新しい憲法の制定と、官選の国家立法会議の設置と、民選化に向けて選挙法の改定など、行ってきた。昨年の米国訪問などの場で、軍事政権から総選挙による民選内閣の移行を表明。バンコクポストは、総選挙を201811月(最終の日曜日)に実施するというプラユット首相の発言をもとにカウントダウンを新聞の1面に掲げてきた。しかし、国家立法会議の選挙法の審議の遅れから、2019年の2月という意見も見られる。

 



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# by tmobkk | 2018-02-06 00:30 | タイの動き | Comments(0)  

1)2017年の動きと2018年の課題

タイの動き(2018.1)
1)2017年の動きと2018年の課題
2)前国王の哲学と仏教の教え
3)コピー天国からの離脱
4)タイの現地化を進めるには
5)タイの本来の競争力を高めるには
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1.2017年政治面で5つの大きな出来事
   1)Yingluck前首相の逃亡
   2)Boonsong前商業相、嘘の国家間の米取引で実刑
3)Purayut首相が、民衆に次期民政に向けて10の質問
4)総選挙日程の大幅、変更
5)内閣改造でも将軍が大臣に

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  2.前国王の哲学と仏教の教え
   「足るを知る経済」は1970年代から国王が誕生日に訓話される中でも言及されてきた何事も「中庸」を重んずる考えである。1997年の通貨危機でも、国王は中庸が重要だと諭された。
現在の軍事政権は、2018年の総選挙に向けて、新しい政党の設立受付は3/1から。既存政党の再登録は4/1から実施するという命令をだした。国内の融和政策もなかなか進まない中で、王室と仏教を中心に国内の統一を図らないと、欧米式の民主政治ではタイを治めるのは難しいと感じる。
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3.コピー天国からの脱却できるか?
米国の通商代表は、このほどタイを知的所有権(IP)違反の要注意国からランクを上げた。12/17付けのバンコクポストによると、依然、知的所有権違反の注意国のリストには入るが、2007年からリスト入りをしていた要注意国からランクが上がったことになる。たしかに、軍事政権になって、商取引の透明性確保、コピー商品の撲滅に力を入れてきた、証左でもあろう。また、5日前にEU諸国が各方面の政策でタイと協定が結べると発表したばかりでもある。

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# by tmobkk | 2017-12-31 22:14 | タイの動き | Comments(0)  

タイの動き(2017.12)第5回内閣改造

1)Purayutt 軍事政権、内閣改造
2)関税法91年ぶりに改正
3)タイ南部で洪水続く
4)タイの輸出好調、経済成長4%台に
5)アセアン50年、元事務総長Mr.Surin逝去
6)展示会(METALEXとMotor Expo)
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1.内閣改造は、民主化への先駆けとなるか?
11月25日に内閣改造が国王の承認を経て、官報に公示された。軍事政権で制服組の12名が3名しか減らなかったが、一方で各分野の専門家が閣僚として参加したことである。副首相には、元農業大臣のChtatChai将軍が昇格し、農業副大臣にMr.Wiwat氏が就任。赤シャツグループのMs.Tidaからも驚くことではない。草の根の庶民と首相をつなぐ橋渡しになる、と発言がある。専門家としては、PTT開発の元社長Mr.Pallinが運輸副大臣に就任されたなど、元工業省事務次官mrSomchaiの副大臣就任もある。

2.91年ぶりに大改正された関税法11/13から施行
    タイの税法、関税法は法律の解釈が各機関の担当者の裁量に任されることが多く、密輸、  
    脱税、不正申告など関税法違反の場合、担当者の報奨金が相当な高額になることがあり、 
    経済界からは、報奨金(時には手数料とも呼ばれていた)の見直しが叫ばれていたのである。
    主な改正点は次の通り。
    1)罰則、2)報奨金の低減、3)通関後の監査期間の明確化、4)関税評価の期間、
    5)上告期間、6)貿易貨物の積み替えの6点で、規制緩和ともいえる。
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3.タイ南部で洪水続く
タイは南北に細長いため、雨期は北から始まり、順次南に移り、11月になって中部は乾季入りをしたが、12月に入ってもタイ南部はまだ、雨期が続く。12/1のニュースでは、南部ナコンシータマラートでは洪水で冠水していた道路が、冠水後陥没して、車が陥没したところに落下。死者6名の事故も起こしているほどです。このほか、南部の各地で被害が残り、道路や鉄道の運休もあります。
  4.タイの輸出好調が続き、年間の経済成長4%台に
タイ政府の各官庁の経済成長が上方に修正されている。財政政策局(FPO)は2017年の後半からの輸出が好調のため、従来の経済成長予測3.8%を修正して4.0%に見直す。その他、中央銀行も3.8%、経済社会開発委員会も3.9%であるが、国内は10月に前の国王の火葬の儀もあって、落ち着いた動きであるが輸出は年間見通しを4.7%であったが、実際は8.5%まで引きあがったことから、見直したもの。
 
5. アセアン50周年、前の事務総長Mr.Surin逝去(68歳)
1967年に米国の主導で共産化を阻止する組織としてタイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシアなどが共同して設立したアセアンは2017年50周年を迎えた。その後、ベトナムや、ラオスなど社会主義国も加盟して当初の政治的な意図は薄れ、経済圏をつくろうとする機能が強化されてきた。しかも、アセアン各国一様ではないが、中国の影響を直接受ける国もある。前事務総長であったスリン氏が11/30に心臓発作で急死された(68歳)アセアンの日系商工会議所との対話など、海外投資にの受け入れ側として、日系企業からの要望を各国首脳に伝えていただいた指導者の一人であった。ご冥福を祈りたい(2017.12.1)
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# by tmobkk | 2017-12-02 01:06 | タイの動き | Comments(0)  

前の国王との最後の別れ、如何に前国王が国民から敬愛されていたか

タイの動き(2017.11)
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1.国王の火葬(10/26)
2.国王が残されたもの(国王とスポーツ)
3.代替エネルギー事情
4.タイの貧困対策
5.日系企業の海外進出の課題と対策

1.国王の火葬
昨年10月13日に前国王が崩御され、王室関連の一連の葬送の儀式が執り行われた後10月29日から一般国民が王宮の戴冠式ホールに安置されているご遺体に別れを告げることができた。その後、10月5日が最後の日となった。当日は朝受け付けた11万人を超える弔問の列ができ、翌10月6日午前2時18分に閉門されたのである。報道では、337日の弔問期間に約1300万人もの国民が弔問におとづれた。10月26日の火葬日だけでも君主制の導入する国を始め各国の元首が来タイされ、王宮前には20万人が、全国の参拝所でも1千万人を超える国民が拝礼した。
これらの数字から、如何に前国王が国民から敬愛されていたか、わかる。
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2.国王が残されたもの(国王とスポーツ)
ラマ9世は若い時には様々なスポーツを楽しまれた。バトミントン、セーリング、テニスなど。例えば、1967年東南アジアスポーツ大会(SEA大会)でヨットのOKデインギークラスで優勝をされた。会場はPatayaで開催されたレースで長女のウボンラタナ王女と一緒に優勝された。しかも、そのボートは国王自身が制作されたものである。
国王は選手が国際試合に出場する場合、「スポーツは勝利が全てではない。規則を守ることが重要だ」と訓示されていた。別の機会には「選手は勝利を求めることは普通である。タイの選手は2つの役割がある。1つは選手としての役割。もう一つはタイ国民としての役割である」

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# by tmobkk | 2017-11-03 18:30 | タイの動き | Comments(0)