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TMOタイの動き2020年1月-国王の教え「失敗から学ぶ」

タイの動き20201-国王の教え「失敗から学ぶ」

(目次)

1. 国王の教えー失敗から学ぶ

2. 最低賃金20201月から引き上げ

3. タイ政府、経済活性化策

4. 屋台の復活なるか

5. 高速道路、料金引き上げ

 

1. 国王の教え

バンコクポスト1/1号によると、新年に向けて、国王から次のような教えが公表されている。「タイ人は自分の成長のためには、過去の失敗から学ぶべきである。通常の仕事や言動でもタイ人は失敗もするし、間違ったこともいう。しかし、これらの失敗から改善することを学び、失敗から修正することもできる。個人の失敗を矯正することを社会に訴えることもできる」

2. 最低賃金、20201月から引き上げ

タイの中央賃金委員会は126日、最低賃金を5-6バーツ引き上げ、現在の308-330バーツが313-336バーツになる、決定をした。委員長であるMr.SuthiSukosol・労働省事務次官は、生計費、インフレ、地方と世界経済の状況など、7つの要因を元に決定した、と説明。1217日の閣議に諮って、官報に公示された。

「我々は、今回の引き上げで労働者の生活を助け、タイ経済の発展にも貢献する。最低賃金の引き上げの影響は微小で、投資にも影響は少ない」と説明した。

 6バーツの引き上げは、バンコク、チョンブリ、プーケット、プラチンブリ、サムットプラカン、サムットサコーン県で、5バーツの引き上げはその他の県になる。

3. タイ政府、経済活性化策

2019年にタイ経済を下支えする自動車産業が半年ほど生産台数の前年割れが続いた。2020年も悲観する声も多く減速基調である。タイ政府はGDPが年初予想の3%台を超えるという予測が外れて、1126日の閣議で新たに総額1440億バーツ(約5126億円)の経済刺激策を講じて、経済成長を2.8%の水準まで引き上げたいという。財務省がまとめた刺激策の内容は、1)草の根経済の強化として、地方の村落のインフラ整備に144億バーツ、コミュニテイ向け低利融資500億バーツ、村落基金借入者の支払い猶予をはじめ、2)中小企業の債務負担軽減、3)稲作農家の援助(生産コスト助成254億バーツ、収穫費用、出荷調整補助金274億バーツ)4)住宅購入助成措置(50億バーツ)である。

4. 屋台復活か

2019年の年初から、バンコクの庶民、一般消費者は外での食事や買い物に出るのが少なくなった、という。そこで、歳末の経済刺激策の一環で、プラユット首相が内務省に命じて、「プラチャラット」という名称で政府や、民間、社会団体、教育機関が協調する動きを導入してきた。例えば、シーロム道路は週末は歩行者天国になる。中華街のヤワラートは週末の金曜日、土曜日、日曜日が午後7時から深夜まで歩行者天国地になる。カオサン道路も同じ、これがバンコク市内をはじめ、地方にも広がるか?

もっとも地方都市では、屋台営業は軍事政権でもあまり制限を受けていなかったようだ。

5. 高速道路、20201月から料金引き上げ

12/27-1/5の年末年始は、主要高速道路は、料金が無料、である。

    しかし、都心のデインデーンからドンムアン空港までが70バーツが80バーツになっ た。また、バンコク都内の高速道路は50バーツ、空港から乗れば、空港使用料として50バーツが加算されて、運賃以外に180バーツ(おおそ630円上乗せになる)

このような値上げは5年度とに見直しができるとあるが、一部、消費者団体からは、なぜ、今の時期に値上げを許可したのか、裁判に訴える、動きがある。



by tmobkk | 2020-02-01 19:24 | タイの動き | Comments(0)  

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